プロが教えるピアノ発表会撮影のコツ6 もうカメラの設定教えちゃいますね!
独断と偏見で続いてきたこのシリーズも、遂に今回クライマックスを迎えます!
「兄ちゃん、早く教えろや!」
というご意見をいただきましたので、とりあえず設定を教えちゃいますね!
マニュアル(M)モードが使用できる
デジタル一眼レフカメラおよびミラーレスカメラをお持ちで、
そんなにカメラに詳しくない親御様がピアノ発表会で
お子様の演奏する姿を撮りたいという前提です。
- モード:マニュアル(M)
- シャッタースピード:1/200
- 絞り:f5.6
- ISO感度:AUTOまたは3200
- ストロボは不使用
え?これだけ??
同業の方などはツッコミたくなるかもしれませんが、
もしうちの妹がその場で聞いてきたらこれくらいしか答えません(爆)
というか答えようがないです。
でも一応内容をフォローしておきますね。
この設定は私がカメラをバッグから取り出した最初の状態です。
この設定から会場の照明の明るさや演奏の内容
(子供or大人、奏法、曲のテンポなど)を考慮して変更していきます。
【シャッタースピード】
これは鍵盤を押さえる指や手の動きを止めて写すことに関する項目です。
もしお子様が白鍵盤を一生懸命押さえるような、
初々しい感じでしたら1/200で十分でしょう。
リズミックな曲で手をまるで跳ねるかのような、
上下に速い動きをする曲だとこの値も少し速くする必要があります。
人にもよりますが1/320 〜1/400くらいにしますね。
小学高学年や中学生や大人の方で上手な方になると初々しさも何処へやら、
何かに取り憑かれたかのように激しく体を揺らして演奏される姿を見ることがあります。
そういう時もシャッタスピードは速めに設定します。
もし手が写らない角度から撮るなら、
これらのアドバイスは無視してください(笑)
実は明るさにも関係していて、シャッタースピードを速くするほど暗くなります。
【絞り】
これはピントの合う範囲に関する項目です。
とりあえずお子様の独奏だけなら5.6で十分です、
あまり難しいことを考えるのはやめましょうね。。。
少しカメラがわかる方だと「f4や2.8が良いよ!」と言うかもしれませんが、
そんな良いレンズの使用を前提に話していないのでほっといてください(笑)
これも実は明るさにも関係していて、値が小さいほど明るく大きいほど暗くなります。
【ISO感度】
これは写真の明るさに関する項目です。
写真の明るさはシャッタースピード、絞り、ISO感度のバランスで決まります。
「シャッタースピードと絞りは自分で決めたよ!
じゃあ最終的な全体的な明るさはISO感度に任せた!!」
そんなイメージで結構です。
ここがAUTOにできると最終的なバランスをカメラ任せにできるので非常に楽です。
ただしAUTOにできない場合は値を手動で変える必要があります。
3200スタートで、明るすぎると思えば2000,1600と値を小さくしていきましょう。
暗いなと思えば4000,5000と値を大きくしていきましょう。
詳しい人は「ISO感度を上げ過ぎると画像が粗くなるよ!」と教えてくれますが、
暗かったら意味ないんでお願いですから黙っていてくださいね(笑)
さて、
ここまで説明しましたが、撮れそうな気がしてきましたか?
ちなみにリハーサル時は舞台照明が暗い場合が多いです。
本番の明るい照明でキレイに撮るためには、
お子様より前の出番の子で試し撮影をして設定の確認をしましょうね!
恐らくウチの妹だと絞りの説明辺りで聞き飽きて、
「いいよ、どうせわからなくなったらスマホで撮るから!」とか言いそう。。。
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